葉山一郎
土鍋でつくる、ということ——風邪の夜のお粥と、1200年つづく「やさしさ」の話
裸足で土を踏む、ということ——子どものころから知っていた感覚に、科学が追いついた
北海道の昆布が、なぜ沖縄の台所にあるのか——北前船と、日本列島を縦断した出汁の旅
「パパみたいになりたい」といわれて、言葉に詰まった——哲学者三人に相談してみたら
「息子が思春期に入って、急に冷たくなった」——食卓アドバイザーはやまに相談してみたら
うま味の正体——なぜ人間は、この味に抗えないのか
包丁を捨てた日——ピーマンを叩き割って見えたもの
きゅうりさん、おいしいよ——青い空と、夏の縁側と、蝉の合唱と
パパの離乳食はちゃんと食べる。——気まぐれな赤ん坊と、ちょっと誇らしい父の話
五千年の重みにむせ返る。——ごまと三世代のすり鉢の話
羊羹は、羊肉の汁物だった。——和菓子という見立ての文化
食べる前に、もう味がする——和菓子の名前のこと
和菓子には、時間が宿る——草餅と、下町に残る季節の気配
娘はきのこが嫌い。でも、きのこには物語がある。——しめじのプリマ、舞茸の反逆、えのきの白い森
半年続けたら嫌いになった話――椎茸スープと干し椎茸の水だしの話
松茸採りの名人と椎茸の記憶――祖父が山から運んでくる秋の香り
大豆、万歳! 節分の日、変化の達人を鬼にぶつけられる話
海藻という名の黒衣——日本の食卓を、ずっと支えてきた話