朝、スロージューサーのうなり声とともに1日が始まる——そんな時期が、わが家にはありました。
今は正直、毎朝は作っていません。スロージューサーを出して、洗って、片付けて……というのが、なかなかどうして大変でして(笑)。
でも、たまに無性に飲みたくなるんです。身体がざわざわと「あれが欲しい」と言い出す。そういうときに作って飲むと、あの爽快感がまた来る。乾いた身体のすみずみに染みわたるような感覚。これは市販のジュースでは絶対に味わえないものです。
はやま
なぜニンジンとリンゴなのか
ニンジンは、野菜の中でもとくにビタミンとミネラルが豊富な食材です。とりわけ注目したいのがベータカロテン。体内でビタミンAに変換され、抗酸化作用をもたらします。緑黄色野菜の中でもトップクラスの含有量です。
リンゴはビタミン類に加え、各種ミネラルや酵素、有機酸をバランスよく含んでいます。食物繊維のペクチンは腸内環境を整え、オリゴ糖は善玉菌のエサになります。「一日一個のリンゴは医者を遠ざける」という英語のことわざは、伊達じゃないわけです。
ふたつを合わせてジュースにすることで、朝の栄養補給として非常に優秀な一杯が出来上がります。
はやま
レシピ:ニンジンリンゴジュースの作り方
材料(1〜2人分)
ニンジン 2本(大きめ)
リンゴ 1個
レモン汁またはリンゴ酢 少量
良質なオイル(えごま油・亜麻仁油・オリーブオイルなど) 数滴
Step 1.素材を用意する

ニンジンのベータカロテンは皮の部分に多く含まれています。できれば有機栽培のものを選んで、皮ごと使いましょう。タワシで丁寧に洗えばOKです。
リンゴは残念ながら農薬の使用量が多い果物。有機栽培のものが手に入らない場合は、皮をむいて使うのが無難です。
Step 2.カットする

ニンジンはジューサーの投入口に合わせて適当なサイズに。リンゴも同様にカットします。大きめのニンジン2本で、だいたい200cc分のジュースが取れます。
Step 3.ジューサーで絞る

ジューサーにかけてジュースにします。
使うジューサーは、できればスロージューサー(低速圧搾式)がおすすめです。石臼のようにスクリューでゆっくりすりつぶすため、高速の金属刃で粉砕するタイプより栄養素の破壊が少なく、空気の混入による酸化も防げます。仕上がりも濃厚で、成分が分離しません。
はやま
Step 4.レモン汁かリンゴ酢を少量加える

絞りたてのジュースに、レモン汁かリンゴ酢を少量加えます。
実はニンジンにはビタミンCを酸化させる酵素が含まれています。レモンやリンゴ酢のクエン酸がその働きを抑えてくれるので、せっかくのビタミンCをしっかり摂るためにも、このひと手間は大切です。
Step 5.オイルを数滴落とす
ベータカロテンは脂溶性のビタミン。油と一緒に摂ることで、吸収率がぐっと上がります。良質なオイルを数滴落としてから飲みましょう。
おすすめはえごま油か亜麻仁油。オメガ3系脂肪酸も一緒に摂れて一石二鳥です。オリーブオイルやココナッツオイルでも問題ありません。
完成

ゆっくりと、噛みしめるように飲んでください。
「わっ」と思わず声が出るくらい美味しいです。本当に。
市販のジュースではダメなのか
結論から言うと、市販の濃縮還元ジュースとは別物です。
濃縮還元ジュースは、長時間の熱処理でペースト状になるまで濃縮・冷凍保存したのち、解凍して水を加えてパック詰めされます。その過程で酵素は死活し、熱に弱いビタミン類もかなり失われます。
もしスロージューサーを持っていない、あるいは生のリンゴが手に入りにくい時期なら、ストレートジュース(短時間の熱殺菌のみで絞りたてをそのままパッキングしたもの)を代わりに使うのはアリです。濃縮還元とは風味がまるで違います。
はやま
毎朝続けるのは大変だけれど
正直に言います。毎朝作るのは、なかなかハードルが高い。
ジューサーを出して、洗って、片付ける。時間にすればたいしたことはないのですが、朝のバタバタの中では、それが意外と重い。わが家も今は週に何度か、気が向いたときに、というペースになっています。
でもそれでいいと思っています。「毎朝必ず」と決めてしまうと、できない日のストレスのほうが身体に悪い(笑)。
身体がざわざわと「あれが飲みたい」と言い出したとき、そのサインに素直に従って作る。そういう付き合い方が、長続きの秘訣です。
※このブログの情報は、医療機関の監修を受けておらず、病気の診断、治療、予防を目的とするものではありません。記事内でご紹介している効果効能についても栄養素や成分に関するものであり、商品やサービスに関するものではないことをご注意ください。

