乱視用の眼鏡をかけなくなっていました。
30代の半ばあたりから、夜の運転が怖くなっていました。信号や対向車のライトがにじんで、二重に見える。乱視用の眼鏡をつくって、運転中は手放せなくなっていた。それがいつの間にか、ほとんどかけなくなっていた。
思いあたることといえば、ひとつだけ。毎日サラダにゼラチンパウダーをふりかけて食べるようになったこと。それだけ。
きっかけは膝でした。走り込みのしすぎで膝を痛めていたとき、「ゼラチンが膝にいい」という話を聞きつけて、台所の棚にあったゼラチンをなんとなく食べはじめた。するとひと月ほどで膝の痛みが消えた。肌もなんだかしっとりしてきた。さらにひと月後、乱視が和らいでいることに気づいた。
本当にゼラチンのおかげなのかどうか、正直わかりません。でも、調べれば調べるほど「あり得る話だな」と思えてきたのです。
きょうはその話を、できるだけわかりやすくお伝えします。コラーゲンドリンクやサプリを買おうかどうか迷っている方にも、読んでいただきたい内容です。
コラーゲンとゼラチンは、実は同じもの
まずここを押さえておきましょう。知っているようで、意外と知らない話です。
コラーゲンに熱を加えて変性させたものが、ゼラチンです。つまり同じものといっていい。ゼラチンを食べると体内でアミノ酸に分解・吸収され、コラーゲンの材料として使われます。
ではコラーゲンとは何か。ひと言でいえば、体内で最も多いたんぱく質です。体重の約5〜6%をコラーゲンが占めています。皮膚に全体の40%が集中していて、残りは軟骨、骨、血管、眼球など、体の「構造」を支える場所に広く分布しています。
つまりコラーゲンは、肌だけの話ではないのです。体の骨格、血管、関節——あらゆる「しなやかさと強さ」を支えている土台といっていい。
コラーゲン(ゼラチン)が体に届くと、何が起きるか
膝や腰が楽になる
膝や腰の軟骨は、コラーゲンでできています。年齢とともに軟骨が少しずつすり減って、痛みや違和感が出てくる。ゼラチンを食べることで体内のコラーゲン生成がうながされると、その摩耗が補われていくといわれています。
わたしが最初に実感したのも、ここでした。走り込みで傷めていた膝が、ひと月ほどでずいぶん楽になった。偶然かもしれませんが、続けています。
骨が丈夫になる
骨といえばカルシウムというイメージがありますが、骨の中心部分はコラーゲンでできています。カルシウムはそのコラーゲンの骨格に沈着することで、初めて硬くなる。コラーゲンが不足すると、いくらカルシウムを摂っても骨がもろくなりやすい。骨粗しょう症が気になる方は、カルシウムと同じくらいコラーゲンにも目を向けてみてください。
血管がしなやかになる
体中に張りめぐらされた血管の全長は、約10万キロメートルといわれています。地球を2周半する長さです。その血管の主成分も、コラーゲンです。血管がしなやかで強ければ、栄養が体のすみずみまで届き、老廃物もきちんと回収される。血管の老化が気になる方ほど、コラーゲンは関係のある話です。
腸内環境が整う
ゼラチンには、腸内の乳酸菌やビフィズス菌を育てる働きがあるとされています。善玉菌が増えると酪酸がつくられ、その酪酸がさらに善玉菌を増やすという正のサイクルが生まれるといいます。腸内環境を整えることが、体全体の健康につながる話は、このサイトでもくり返し触れてきました。
肌がうるおう
肌の構造を少し説明します。皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3層構造になっています。そのなかで最も分厚い「真皮」のほとんどが、繊維状のコラーゲンです。

真皮のコラーゲンが豊富だと、肌の保湿力と弾力が保たれます。逆に不足してくると、乾燥してかさつき、ハリが失われていく。「最近肌の調子が悪い」「乾燥が気になる」という方は、外側からのスキンケアだけでなく、内側からのコラーゲン補給も考えてみてください。
はやま
コラーゲンドリンクやサプリ、どうなの?
ここが気になる方も多いと思います。正直にお伝えします。
市販のコラーゲンドリンクやサプリは、1本あたり100〜400円ほど。毎日続けると、月に3000〜1万円以上になります。「低分子コラーゲン配合で吸収されやすい」というのが多くの商品の謳い文句です。
ただ、気になることがあります。原材料を細かく見ると、アセスルファムKやスクラロースといった合成甘味料が使われているものが少なくありません。安全性についてはさまざまな議論があり、わたし自身は口にしないことにしています。美容と健康は同義だと思っているので、健康に疑問符がつく成分が入ったドリンクで美容を追いかけるのは、少し本末転倒な気がして。
それよりわたしがおすすめしたいのは、市販のゼラチンパウダーです。1キロ3000円以下で買えます。コラーゲンドリンク1本分(5グラム)あたりに換算すると、約15円。無味無臭なので、料理にも飲み物にも自然に溶け込みます。
ビタミンCと一緒に摂ることが大事
コラーゲンを体内で合成するとき、ビタミンCが欠かせません。ビタミンCが不足していると、せっかくゼラチンを摂ってもコラーゲンがうまくつくられない。肌荒れや血管のもろさは、ビタミンC不足のサインでもあります。
ゼラチンとビタミンCは、車の両輪です。ゼラチンを摂る日は、野菜や果物もしっかり食べる。朝のニンジンリンゴジュースと組み合わせるのも、理にかなっています。
今日からできる食べ方
ゼラチンパウダーは、思ったよりずっと使いやすいものです。
味噌汁に小さじ1杯溶かす、コーヒーや緑茶に入れる、サラダにふりかける——どれも風味をほとんど変えません。わたしはサラダにふりかけることから始めました。1日5グラムが目安です。
コーヒーゼリーをつくるのもおすすめです。熱いコーヒー1杯にゼラチン2〜5グラムを溶かして冷蔵庫で冷やすだけ。おやつにもなります。ただしバターコーヒーでやると、バターだけが表面でガチガチに固まって、まったくおいしくありません。経験談(笑)
ゼラチンにアレルギーがある方もいますので、最初は少量から試してみてください。
まとめ
- コラーゲンとゼラチンは同じもの。ゼラチンを食べるとコラーゲンの材料として体内で使われる
- コラーゲンは肌だけでなく、軟骨・骨・血管・腸など体の土台を支えている
- 市販のコラーゲンドリンクには合成甘味料が含まれるものが多い。ゼラチンパウダーのほうがシンプルでコスパもいい
- コラーゲン合成にはビタミンCが必須。野菜・果物と一緒に摂ることが大切
- 味噌汁・コーヒー・サラダにふりかけるだけ。1日5グラムが目安
はやま
- 朝のニンジンリンゴジュース——飲んだ後の爽快感が、筆舌に尽くしがたい
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※このブログの情報は、医療機関の監修を受けておらず、病気の診断、治療、予防を目的とするものではありません。記事内でご紹介している効果効能についても栄養素や成分に関するものであり、商品やサービスに関するものではないことにご注意ください。体調不良が長く続く場合は、医療機関で相談することも大切です。食卓でできること、専門家の力を借りること、その両方が、あなたの体を支えます。

