酸性食品とアルカリ性食品の一覧

アルカリ性食品の野菜たちがたくさんならぶキッチンテーブル

「野菜は体にいい」とわかっていても、なぜいいのかを言葉にするのは意外と難しいもの。

ビタミン? ミネラル? 食物繊維?

どれも正解ですが、もうひとつ、こんな視点もあります。

食べ物が体内で代謝されたあと、「酸性」になるか「アルカリ性」になるか。

むずかしく聞こえますが、要は「どんな食品がアルカリ性で、どんな食品が酸性なのか」を知っておくだけで、日々の食事選びのちょっとしたヒントになります。この記事では、その分類を一覧表にまとめました。

アルカリ食の概念・効果・実践方法については、こちらの記事でくわしく解説しています。

アルカリ性食品の野菜たちがたくさんならぶキッチンテーブル 野菜中心の食事がなぜ体にいいのか——アルカリ食という古くて新しい答え

アルカリ性食品と酸性食品とは

食べ物の「酸性・アルカリ性」は、食品そのものの味や性質ではなく、体内で代謝されたあとに何が残るかで判断します。食品を燃やしたときに出る灰を水に溶かして、その液体がアルカリ性かどうかを調べる方法が基準になっています。

だから、酸っぱいレモンや梅干しがアルカリ性食品で、甘い砂糖が酸性食品になる。意外ですよね。

代表的なアルカリ性食品は、野菜・果物・きのこ・海藻・大豆など。酸性食品の代表格は、肉・穀類・砂糖・加工食品です。

はやま

この一覧表は、いろいろな書物や国内外のウェブサイトを参考にまとめました。調べていて感じたのは、統一された見解がないこと。ある資料では酸性食品とされているものが、別の資料ではアルカリ性食品だったりします(お酢もそのひとつ)。農作物は土壌や栽培環境によっても酸度・アルカリ度が変わりますし、あくまで「だいたいの目安」として見ていただければと思います。

アルカリ性食品の一覧

弱アルカリ中アルカリ強アルカリ
穀類あわ、キヌア、そば
野菜ねぎ、ピーマン、なす、ズッキーニ、きゅうり、オクラ、わさび、きのこ類キャベツ、レタス、ケール、ブロッコリー、カリフラワー、アスパラガス、ほうれん草、セロリ、大根、ゴボウ、かぼちゃ、かぶ、にんにく、生姜、栗、パセリ、クレソン、ラディッシュ、昆布ニンジン、トマト、れんこん、タマネギ、海藻類、ぬか漬け
芋類さつまいも、長芋、大和芋、里芋
豆類えんどう豆、小豆、豆腐大豆大豆レシチン、レンズ豆
果物桃、さくらんぼ、マンゴー、パパイヤ、イチジク、イチゴバナナ、ブドウ、メロン、キウイフルーツ、りんご、なし、かんきつ類、ブラックベリー、アボカド、パッションフルーツレモン、ライム、パイナップル、柿、ラズベリー、スイカ
ナッツ・種子アーモンド、ひまわりの種、ごまかぼちゃの種
甘味料生蜂蜜、黒砂糖、メープルシロップステビア
オイル菜種油、魚油、ごま油亜麻仁油、オリーブオイル、ココナッツオイル
調味料リンゴ酢、玄米酢お酢、重曹、海塩
飲み物生姜湯、レモンジュース、ワイン水(ミネラルウォーター)、青汁、グリーンスムージー、緑茶、ハーブティー(タンポポ茶、どくだみ茶、ルイボスティー、柿の葉茶など)、コーヒーニンジンリンゴジュース

酸性食品の一覧

弱酸性中酸性強酸性
穀類玄米、ライ麦パン、小麦パン、アマランサス、きび白米、とうもろこし、オーツ麦(オートミール)、ライ麦小麦、大麦、菓子パン、パスタ
野菜オリーブ(ピクルス)
芋類じゃがいも(皮なし)
豆類いんげん豆、金時豆、そら豆グリーンピース、ガルバンゾ豆落花生、チョコレート
果物ブルーベリー、プラム、ドライフルーツ、工場加工のフルーツジュースクランベリー
ナッツ・種子マカダミアナッツ、ココナッツヘーゼルナッツ、カシューナッツ、くるみ、ピスタチオ、ピーカンナッツブラジルナッツ
肉・魚魚、カキ、ゼラチン鶏肉、羊肉、卵牛肉、豚肉、貝類、ロブスター、エビ、カニ
乳製品牛乳、ヨーグルト(プレーン)、豆乳、ホエイバター、ヨーグルト(加糖)チーズ、加工牛乳、アイスクリーム
甘味料蜂蜜、メープルシロップ白砂糖、てんさい糖人工甘味料、ジャム
オイルコーン油、キャノーラ油、ヒマワリ油、紅花油、グレープシード油、マーガリン
調味料キャノーラ油ケチャップ、マヨネーズ、マスタード、ナツメグしょうゆ
飲み物紅茶、日本酒缶コーヒー、加工フルーツジュース、ワインビール、ココア、ソフトドリンク

アルカリ性食品には「中庸」のものが多い

自然のままの食べ物も、精白したり加工したりすると、代謝後の酸性度は増す傾向があります。玄米は弱酸性ですが、白米になると中酸性になるのがその例です。

自然療法の世界では、食べ物や人間の状態を「陰陽」のバランスで見ることがあります。酸性食品とアルカリ性食品をそれと照らし合わせてみると、興味深いことが見えてきます。酸性食品には陰か陽かどちらかに偏るものが多く、アルカリ性食品には中庸(陰陽の中間)のものが多いのです。

「なにごともバランスが大事」というのは、食の世界でも変わらない原則なのかもしれません。

なお、食品の酸性・アルカリ性の分類と健康との関係については、現在のところ科学的根拠がまだ十分ではないとする見方もあります。

正解がどこにあるかは、これからの研究が明らかにしてくれるでしょう。でも、毎日口にする食べ物がアルカリ性なのか酸性なのかを知っておくことは、食生活を見直すひとつのきっかけになります。まずは一覧表を眺めながら、今日の食卓を振り返ってみてください。

10 COMMENTS

葉山一郎

こんにちは。調べてみましたが、データが見つかりませんでした。たぶんこれまで誰も調べていないのだと思いますよ。

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由紀子

表になっていて便利ですね。ありがとうございます。
コーヒーは体内に入ると、アルカリ性になるそうですが。アルカリ性のリストに入れるか、をつけるかしたほうがいいのではないでしょうか。

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ミヤシタケイコ

勉強になりました。梅酒などはアルカリ性食品として摂取してもいいですか?試験紙で調べた人がいて酸性だったようなのですが…飲んだらアルカリ性に変わるのでしょうか?

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葉山一郎

梅酒はどっちでしょうかね。梅自体はアルカリ性食品だと思いますが、砂糖が大量に入っていますので酸性食品になる可能性も。データがないのでちょっとわかりませんね。

なお、酸性/アルカリ性食品というのは体内で代謝されたあとの性質を見ますから、飲む前にリスマス紙で調べてもどっちかわかりません。たとえばお酢の主成分は酢酸で酸性ですが、アルカリ性食品です。

葉山

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お酢

野菜が食物繊維豊富とはいえ、もしかしてアルカリ性に偏りすぎても便秘になりませんか?
酸性の便は善玉菌優位で健康な便になりますが、アルカリ性の便は悪玉菌優勢で、何年もアルカリ性の高い便や宿便がたまると万病に直結していきます。
腸にはいるとまた関係ないんですかね。
酸性でも肉は腸内で腐敗するとウェルシュ菌をたくさん生産したと思うので論外ですが。
もしそうならバランスが大事そうです。

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葉山一郎

腸内がアルカリ化しすぎるのはたしかによくないかもしれませんね。が、食事で摂取したアルカリ性食品は体内に吸収され代謝されたのちにアルカリ化するわけでして、野菜を大量に食べたからといって、便がアルカリ化するということはまずないと思います。食物繊維の過剰摂取が便秘をまねくということはありますが。

いずれにしろ私も、お酢さんがいわれるように何事もバランス、中庸が大切だと思います。

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こんぶ

ありがとうございます。
私は1日一回、安価なリトマス紙でお小水を測っていて、ほぼ、中央の7のちょっと濃い感じなので7、3前後だと思うのですが、たまに8、あるいは6のオレンジになることもあり、これは食べ物の影響だろうと思っていたので、こういうリストを探していました。

印刷して台所に貼らせていただきました。助かります。
葉山さんが本気で体質改善をやっていらしたことがよくわかります。貴重な資料のシェアをありがとうございました。

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葉山一郎

いえいえ。ご丁寧なコメント、こちらこそどうもありがとうございます。

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